HOME > こころのあし
「『にぎやか、明るい、楽しい』しか表現のしようがないです」との説明通り、メンバーの会話は途切れることがありません。その明るい雰囲気は、入りやすさを感じさせるだけではなく、圧倒させてしまうこともしばしばあるとか。
何気ない日常活動の中で、メンバーそれぞれが自らの役割を見つけ、自分なりの時間の使い方で過ごす場所が「生活介護事業所 こころのあし」。
メンバー主体でやりたいことを考え、全員で楽しむべく活動しています。
作業所と言えば、作業をするのが当然と皆さんも思われるのではないでしょうか。だけど・・・ちょっと待ってください。
「物を作れなかったらダメなのか」「字が書けない、読めなかったらダメなのか」「歩けない」「一人で食事が出来ないとだめなのか」。
これでは、より重度の障がいをもった人の居場所がなくなってしまうのではないかと感じました。今の世の中の価値観は利益を上げることが全てです。それができないと仕事としても、人間としても認められません。逆に利益のためなら、なんでも許されることもあります。でも、それでは障がい者は生きていけません。たくさん物をつくれるのもいいですが、人間それだけではないはずです。
作業所に通うことも仕事。そこに居るだけでも仕事。人間関係を作るだけでも仕事。生きることも仕事ではないでしょうか。
私たちは、思いをともにする仲間たちと、胸を張ってそう言えるような作業所を作っていきたいのです。
製品作りだけではなく、仲間と語らいながら過ごす時間も大切な活動のひとつと考えています。
その活動のほとんどは、メンバーの「あれ、やりたいな」の一言がきっかけとなり決まっていきます。
研修、レクリエーション活動では、旅行を通じてボランティアさんとの交流や介助を身につけようとする、年に一度の「一泊研修旅行」。地域の人や友人、協力者と飲み騒ぐ「夏の交流会」。優勝者には、生活に密着した景品が出る「オセロ大会」などを行っています。
製品には、友禅和紙を使った紙細工やカード、ビーズで作ったアクセサリー類などがあります。
所在地 | 〒062-0903 札幌市豊平区豊平三条12丁目1-25 センチュリーハイツ1F |
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連絡先 | TEL/FAX:011-833-1733 |
メールアドレス | kokoronoashi@ashinokai.org |
開所時間 | 月曜日~金曜日 10:00~15:00 |
それぞれのパーツをメンバーが
分担し、和紙でひとつひとつ丁寧に作っています。
単行本などのしおりなどにしてもよいサイズです。
ハガキサイズ。
押し花、和紙などを使い、動物や風景などを描きラミネート加工したカードです。
ひとつひとつを手縫いで編んだストラップ、ネックレス、コサージュなどです。
湯飲みやグラスにちょうどよいサイズです。機織りで丁寧に織り上げ、それぞれ思い思いの色合いが出ています。